製版部門

製版部門

グラビア特殊印刷の仕上がりに直接影響し、重要なポイントをしめるのが製版プロセスです。印刷用のシリンダー上にあるミクロン単位の無数のセルの一つ一つが、印刷物の色調、階調などを決める重要なファクターとなります。
1995年にレーザー製版システムをコンバータとしていち早く導入し、更なら印刷再現性の向上を目指し2011年には次世代グラビア製版ラインとして「New-FX」を導入、稼動を開始しています。
このシステムはコンピュータ画像処理されたデジタル情報を高解像度レーザー技術により新しいセル形状の開発スクリーン線数の変更、フレーム処理などに今まで以上に多様な再現が可能になります。
更にカラー印刷の再現性をより確かなものにするために、1998年にはバルカスエングレービングシステムを導入。この彫刻方式はオンラインで画像データを受け取りダイヤモンド製のスタイラス(彫刻針)でシリンダーに高速で彫刻できるのが特徴です。エッチング方式ではどうしても不安定になりがちなカラーの再現性をより確かなものとしました。
このレーザー焼き付けエッチング方式と直接シリンダーに彫刻するエングレービング方式の融合は、例えばプロセスカラーは彫刻方式で再現性を最大限に引き出しながら、文字版はレーザーでより鮮明な文字の再現を可能にするなど、印刷の高品質化に向けてよりフレキシブルな対応を可能にしました。
■製版システムの詳細はこちら

 

レーザー製版システム「New-FX」

レーザー製版システム「New-FX」

バルカスエングレービングシステム

バルカスエングレービングシステム

自動メッキライン「エコグラフ」

自動メッキライン「エコグラフ」

シリンダーラック倉庫

シリンダーラック倉庫

レーザー製版システム「New-FX」

レーザー焼き付け機2機、コーティング2機の完全に空調化、防塵処理された部屋でロボットでハンドリングするラインです。これにより、自在のスクリーン線数の設定、新しいセル形状の開発、細かな文字の再現性を飛躍的に向上さセルフレーム処理が可能となり、品質、生産性の向上がなされました。

バルカスエングレービングシステム

バルカス彫刻機(6.5KHZ)に全自動ストッカーを付けたライン2ラインが稼働しています。この彫刻方式は、シリンダーサイズ自動検出機能、自動テストカット、自動スキップ機能を装備し、オンラインで画像データを受け取りダイヤモンド製のスタイラス(彫刻針)でシリンダーに高速で彫刻できるのが特徴です。エッチング方式では不安定になりがちなグラデーションやカラー印刷の再現性が飛躍的に向上しました。

自動メッキライン「エコグラフ」

グラビア印刷用シリンダーの銅メッキ、クロームッメッキ、エッチング工程を全自動で行うシステム。センシティブな製版工程を、常に安定した品質でスムーズに処理する密閉型の小スペースラインです。

シリンダーラック倉庫

1995年に3000パレットからなるモノリフトを使った立体倉庫を導入しました。3カ所のピッキングエリアを持つ高速モノリフトによってスピーディで正確なシリンダーの入出庫が可能となりました。

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